マイケルさんのMLB教室〜久しぶり編〜

超久しぶりなんで、チームじゃなくて
「ドラフト制」
について。
選手の補強の一つ、しかも大量補強の一つに大事な
「ドラフト」
ですが、日本とはちょっと違います。
メジャー行ってるドラフトは
「ウエーバー制」
日本もいまこの制度にするか協議してます。
ウエーバー制度とは単純に言うと
「弱いチームから選手を取っていく」ということです。
リーグと地区を区別せず、全30チームの勝率が低い順から選手を獲得する制度です。
ちなみに2004年までは偶数年はナ・リーグの勝率の低いチームから
奇数年はア・リーグの勝率の低いチームから
という形でした!

選手の獲得は最大で50人。
全世界にスカウトが飛び選んできます。
MLBだけで最大でも1500人の人員となるんでMLBの一大イベントです。
ちなみに日本同様契約交渉権ですので選手が納得しなければ入団とはなりません。
日本と違って面白いのが
大学に行くかという選択のほかに
バスケット選手、アメフト選手になるという選択肢を持ってる選手もいるということです。
一つのスポーツで才能ある人はどのスポーツもいけるってことですね。

話をドラフトにもどしますが、ここからが日本と大きく違って面白いとこが
なんとドラフト指名権の譲渡があるということです。

それはどういうことかと言うと、
FA権取得選手が他のチームに行った場合、その移籍した先のチームの指名権を移籍されたチームがゲットできるということです。
んでもってここからよく聞いて欲しいのが
「FA移籍選手の能力によって指名権利が変わってくるってことです。」
移籍選手の過去2年の成績をみて
「TypeA」「TypeB」「TypeC」に分類されます。
Aの選手の場合移籍先チームの1順目の指名権と他チームには与えられない、1順目と2順目の間にもう一回指名権。
Bの選手の場合移籍先チームの1順目の指名権。
Cの選手の場合は移籍先チームの指名権ではなく、他のチームには与えられない2順目と3巡目の指名権

という形で譲渡や与えられたりします。
どう?こんがらがってきましたか?
上のようなルールを有効活用してるのがアスレチックスです。

ドラフトで安くゲットした選手を高く売る+指名権ゲット
って感じです。
とってもハイリターンです。

んでもってここでさらにもう一つこんがらがることを一つ。
指名権が1〜15番目のチーム、つまり、勝率が全30チームの下から15番目までのチームがFA選手を獲得した場合は上のようなルール(指名権の譲渡)が適用されません。
変わりに2順目と3巡目までの間に指名権をゲットできます。


ってな感じですMLBのドラフトは。
チームの戦力偏りを考えてるいいルールですね。
日本もこんくらい考えたものやって欲しいです。
Luxury Tax(贅沢税)もこれの一種っすな!
たのむよ日本球界さん!

ちなみに日本ではドラフトをテレビ中継しますが
MLBでは音声のみをおとどけするみたいです。


以上!
ふ〜書くのにつかれたぜぃ